いちじくいちとは? 「北限のいちじく」を軸(じく)にして身の丈の豊かさについて考えられる市(いち) 「いちじくいち」は、秋田県にかほ市のみなさんとともに、2016年9月にスタートしたマルシェイベントです。にかほ市の旧小学校を会場に、とれたての生いちじくの販売、全国の人気飲食店や物販店によるマーケットやワークショップなど盛りだくさん!少子高齢人口減の進む秋田ですが、豊かな食や自然溢れる秋田は、決してビリなんかじゃない。そんな「NONビリ(のんびり)」秋田が、これからも身の丈にあった暮らしを続けていける。「いちじくいち」がそのきっかけとなることを願っています。 「北限のいちじく」 にかほ市のいちじくは「ホワイトゼノア」という品種が主流。まとまった量が採れるのは、にかほ市が北限といわれています。小粒で鮮やかな緑色が特徴で、そのひかえめな甘さを活かして多くが甘露煮にされ、保存食として各家庭で食されてきました。最近では、甘露煮を作る家庭も少なくなってきたなか、いちじくいちを通して、この文化を継承していけたらと考えています。 採れたてのいちじくの販売はもちろん、全国の人気店が大集合!限られた時期にしか味わえない生いちじくの販売は、毎年大行列ができるほどの人気です。また、地元からはもちろん、全国から飲食店や雑貨店が出店します。その数約50店!!稀少価値の高い「完熟いちじく」を味わえるお店をはじめ、いちじくを使ったメニューや、いちじくにまつわるグッズもたくさん並びます。 公的資金に頼った開催ではありませんいちじくいちは、助成金、補助金などの公的資金を前提とした開催ではありません。「いちじく」を軸に、関わる人たちがそれぞれの経済に繫げながら、しっかりと土地に根付いたイベントに育てていくことが大切だと考えます。しかしながら、公的資金を前提にしないからといって、地元の行政のみなさんの協力がないというわけではありません。にかほ市の職員さんたちには、毎回の会議にも参加いただき、駐車場の確保、会場となる学校の手配など、資金以外の部分で多大なバックアップをしていただいています。