いちじくいちとは?

 

「北限のいちじく」を軸(じく)にして
身の丈の豊かさについて考えられる市(いち)


「いちじくいち」は、秋田県にかほ市のみなさんとともに、2016年9月にスタートしたマルシェイベントです。
にかほ市の旧小学校を会場に、生産者による生いちじくの販売、全国の人気飲食店や物販店によるマーケット、ワークショップやトークイベントなど盛りだくさん!
2016年は2日間で5000人、昨年は6000人にご来場いただきました。少子高齢人口減の進む秋田ですが、豊かな食や自然溢れる秋田は、決してビリなんかじゃない。そんな「NONビリ(のんびり)」秋田が、これからも身の丈にあった暮らしを続けていける。「いちじくいち」がそのきっかけとなることを願っています。

 

【北限のいちじく】

にかほ市のいちじくは「ホワイトゼノア」という品種が主流。まとまった量が採れるのは、にかほ市が北限といわれています。小粒で鮮やかな緑色が特徴で、そのひかえめな甘さを活かして多くが甘露煮にされ、保存食として各家庭で食されてきました。最近では、甘露煮を作る家庭も少なくなってきたなか、いちじくいちを通して、この文化を継承していけたらと考えています。

 

【とれたて生いちじくの販売 】

にかほ市産の朝どりいちじくを、生産者が自ら販売!
限られた時期にしか味わえないいちじくを求めて、毎年大行列ができるほどの人気です。
いちじくの販売について

 

【全国の人気店が大集合】

秋田県内のみならず、今年は全国から人気の飲食店、物販店が出店します。
その数約50店!!
稀少価値の高い「完熟いちじく」を味わえるお店をはじめ、いちじくを使ったメニューや、いちじくにまつわるグッズもたくさん並びます。

 

【いちじく甘露煮のWSやトークイベント】

にかほ市の各家庭で作られてきた「いちじくの甘露煮」の文化を次世代にも伝えていくために、ワークショップを開催。
その他、全国から集まったユニークな出店ゲストたちとのトークイベントも開催予定です!

 

【全国から予想を超える来場が!】

「いちじくいちを」というキャラクターの人気や、様々なメディアでの告知、多くのみなさんの口コミなどから、車でしか辿り着けない旧小学校舎を会場に、2日間で約5,000人というご来場が!そして昨年は6000人越える動員を記録しました。

 


【関係人口をつくる】

いちじくいちの影響もあり、現在にかほ市では、いちじくの若木を植える農家さんが続々増えています。そんなみなさんを応援したいという気持ちはもちろん、実はそれ以上に「いちじくいち」をきっかけに秋田に訪れてくださった方が、関係人口となって、結果的に、秋田全体が盛り上がればと思っています。

経済指標的にはビリに近い秋田ですが、ほんとうの豊かさは数字ではかれるものではありません。豊かな食や自然に溢れる秋田は、決してビリなんかじゃない。
そんなNONビリ!(のんびり)秋田が、これからも身の丈にあった暮らしを続けていける。「いちじくいち」がそのきっかけとなることを願っています。そしてまたこのチャレンジが秋田だけでなく、少子高齢人口減少化が進む全国各地の方々にとっても「うちの町でもできるかも?!」という勇気になれば最高だ! と思っています。



【公的資金に頼った開催ではありません】

いちじくいちは、助成金、補助金などの公的資金を前提とした開催ではありません。
予算ありきのイベントでは、それがなくなったとたんに開催が危ぶまれます。しっかりと土地に根付いたイベントに育てていくためには、自分たち自身が多少なりともリスクをとってカタチにすることが大切だと考えます。

しかしながら、公的資金を前提にしないからといって、地元の行政のみなさんの協力がないというわけではありません。にかほ市の職員さんたちには、毎回の会議にも参加いただき、駐車場の確保、会場となる学校の手配など、資金以外の部分で多大なバックアップをしていただいています。